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【初心者でも大丈夫】基本情報技術者試験のシンプルな勉強法

2020年8月23日

今回は、初心者向けに、基本情報技術者試験のシンプルな勉強方法について説明します。

基本情報技術者試験は、勉強時間が確保できれば、はっきり言って楽勝です。

あなたが、正しい方法で200時間をかけて勉強すれば合格できます。

受験日の最低3カ月前から準備を開始することを前提に、誰でもできる、無駄がない、効率的な勉強方法をズバリお教えします。

IT業界が未経験の初心者でも合格できます。

 

これからIT業界に転職しようとする人にとっては、ITの基礎知識を習得するにはもってこいの国家資格です。

また、基本情報技術者試験は、就活・転職にもかなり有利です。

試験の内容を理解して、後で紹介する教科書的な書籍を1回通読し、過去問題を5回解いて、関連知識を習得すれば合格レベルです。

勉強方法は、書籍や無料オンライン学習サイトを使って独学は可能ですが、不安な人は有料のオンライン学習サイトや通信教育を利用するのがいいでしょう。

これから基本情報技術者試験を受けたいと思っている初心者

「初心者が基本情報技術者試験に合格するために、シンプルに勉強法を知りたい!

いろいろな勉強方法がネットにあふれていて、何をどこから始めたらいいかわからない、効率的な勉強方法は何だろう?」

 

そんな悩みにお答えします。

筆者の信頼性

 

 

私はIT業界歴で25年、システム開発・ITサービス展開など、さまざまなITの職種を経験してきました。

情報処理資格試験は、これまでに、

  • 基本情報技術者
  • 応用情報技術者
  • ITサービスマネージャ
  • プロジェクトマネージ
  • システムアーキテクト
  • 情報処理安全確保支援士

に合格しました。

今回はその経験からお答えします。

 


基本情報技術者試験のシンプルな勉強法、初心者でも大丈夫!

合格者・受験者層

基本情報技術者試験(以下、基本情報)は国家資格であり、合格者は「高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者」と定義されています。

大学でITを学んでいたり、これからIT業界を目指す学生、また既にIT業界で働いている社会人が主な受験者層です。

 

基本情報レベル以上のIT資格取得が、昇格昇進の条件になっている会社もあります。

また、IT業界はもちろん、IT業界以外の会社への就活、転職にも有利です。

ITへの理解度を客観的に証明できますし、今やどんな業種、業界でもITを使わないところはないです。

なので、高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能を持っている人材は、業界問わずこれからのデジタル化社会において、必須となるスキルです。

基本情報は取っておいて損はない資格と言えます。


試験概要

新型コロナウイルスのため延期されていた令和2年度秋期試験は、
2021年1月5日~3月28日にCBT方式(受験地のパソコンを使用した試験方法)実施されることになりました。
受験方法がこれまでとは異なるため、公式サイトで確認してください。

試験日程

受験は年2回(国家試験:基本情報技術者試験の公式サイトを参照ください)

全国の各試験地にて実施されます。
試験は午前と午後の2部で構成されてます。

受験料 は、5,700円(税込)
※令和2年現在

 

午前試験

150分
出題数 80問 回答数 80問

試験時間150分で全80問を回答し、問題は4択で出題されます。
全問マークシート方式です。

1問当たり2分以内で解かなければいけませんが、わからない問題は飛ばして、効率よく解いていくのがコツです。

出題の80%近くは過去の問題の繰り返しなので、過去問をやっておけば問題なしです。

 

午後試験

150分、出題数 11問 回答数 5問(令和3年から変更)

午後試験は、午前試験とは違って問題数と内容、時間配分が重要になります。

初心者にとってアルゴリズムとソフトウェア開発の問題が難問です。

平成30年 秋期を配点を掲載

問1 情報セキュリティ 必須 12点
問2~問7 ハードウェア 6問中 4問選択 各12点
データベース
ネットワーク
ソフトウェア設計
プロジェクトマネジメント
経営戦略・企業と法務
問8 データ構造及びアルゴリズム 必須 20点
問9~問13 ソフトウェア開発(C) 5問中 1問選択 20点
ソフトウェア開発(COBOL)
ソフトウェア開発(Java)
ソフトウェア開発(アセンブラ)
ソフトウェア開発(表計算)

 


合格率と勉強時間

受験者数 合格者数 合格率
平成29年春期 48,875人 10,975人 22.5%
平成29年秋期 56,377人 12,313人 21.8%
平成30年春期 51,377人 14,829人 28.9%
平成30年秋期 60,004人 13,723人 22.9%
令和元年春期 54,686人 12,155人 22.2%
令和元年秋期 66,870人 19,069人 28.5%

(過去3年間の公式発表)

 

午前と午後の試験共に、100点中60点以上で合格です。

過去の推移を見ても、受験者の平均22〜25%前後が合格率でした。

 

しかし、実際の合格率はもっと高いです。

受験者の大半を占める社会人は、ほとんど勉強する時間が取れないため、実務経験はあるものの、合格率が低いです。

勉強時間の少ない社会人は、はじめから予選落ちしている人が多いからです。

 

よって、しっかり勉強している受験者群を対象にすると合格率は必然的に高くなります。

私の感覚的には勉強すれば、合格率は50%以上になると思います。

 

この資格試験の受験者の7割が社会人ですが、

社会人は会社から受験を半ば強制されている人がほとんどで、日頃の仕事が忙しく、受験勉強の時間がほとんど取れていない人がほとんどです。

勉強していない人は試験当日のドタキャンしたり、試験会場に来ても出来がわるいので、午前中で棄権することが多いです。

昔の自分もそうでした。

 

なので、見せかけの合格率に惑わされてはいけません。

逆に、勉強しさえすれば絶対に合格する試験です。

 

【私の経験】
勉強時間 100時間未満、合格率?% ⇒不合格を覚悟して受験してください
勉強時間 100時間で、合格率50% ⇒合格するかもしれないが、不合格になる場合もある
勉強時間 150時間で、合格率70% ⇒ほとんど合格
勉強時間 200時間で、合格率99% ⇒合格

なので、勉強時間 200時間を目指しましょう。中途半場な努力は無駄になるだけです。

 

勉強時間の目安

平日は毎日2時間、休日は3時間を3カ月間がんばってください。

(平日2時間×20日+休日3時間×8日)×3カ月=約200時間(192時間)

とにかく毎日30分でもやることが大事です。

頭の善し悪しより、意志の強さが試される試験です。


試験対策

午前問題対策

①教科書的な本を通読して基礎知識を理解すること

初心者の方はまず一通りの基礎を学ぶため、はじめはインプットです。

何か1冊でいいので教科書的な本を1カ月以内に通読して、基礎知識を習得します。

いきなり過去問を解いても、初心者は知識のベースがないと、かえって非効率的です。

全てを暗記する必要はありませんが、まずは基礎知識だけは理解しましょう。

 

教科書的な本として、初心者に好評なのが、キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者 令和03年です。

ぶっちゃけどんな本でもいいと思います。書店へ行って、自分で見てみてわかりやすいと思ったものを選ぶといいです。

 

②あとはひたすら過去問を解く
教科書的な本の通読が終わったら、あとはアウトプットです。

とにかく過去5年分の過去問を繰り返し解いて、わからないところを教科書的な本で都度確認します。

そうすることで、頭に印象が残り、結果として知識が身についていきます。

過去問学習で最も効率がいいのは、Webサイトの「過去問道場」です。これは無料で使えて、丁寧な解説付き、超絶威力を発揮するものです。

ユーザー登録してログインすると、正答率と間違えた問題の履歴が管理されて、ちょっとした空き時間や、電車移動時、寝る前など、効率的に繰り返し学習できます。

 

私は「過去問道場」のおかげで、午前問題は正答率95%でした。

毎日の通勤電車の中でやってました。驚くほど、過去の問題がそのまま出題されます。

 

「過去問道場」の利用方法については、以下の記事をご参照ください。ここに詳しく解説しています。

>>【基本情報技術者試験】過去問道場の攻略方法について

 

③難しい数学的な問題は捨てる
文系や数学が得意でない方は、勉強時間の効率が悪いので数学的な問題は捨てます。

そういう問題は1,2問ぐらいなので大した影響はありません。

ただし、2進数16進数、簡単な配列探索はマスタした方が無難です。

要するにちょっと勉強してみて理解するには難しい問題は捨てて、別の分野で点数を狙った方が効率的です。

 

④過去問を復習するコツ
問題を解いて、正解を確認した後、間違えた問題の正解の解説を熟読して理解します。

その時、正解以外の選択肢の知識も過去問道場には詳しく説明されているので理解します。

この作業の繰り返しが、後で午後問題対策の勉強に直結します。

また、わからない用語が出てきたらググって理解して、記憶に印象付けます。

そして、必ず次の日に復習することで記憶が定着させます。

3日ぐらい連続して同じ問題を復習するとベターです、5日連続で復習すると完璧です。

 

④過去問は高度情報処理にも活かせる

ついでに言うと、「過去問道場」で午前問題をマスタすると、午前問題対策は、次の高度なレベルの情報処理資格試験にも活かせます。

つまり、応用情報技術者試験を含む高度情報処理資格試験(ITサービスマネージャ、プロジェクトマネージャなど)の午前試験でも通用する能力なので、

いったん、基本情報技術者試験の勉強を始めたら、受験後も勉強を止めないで、そのまま継続して勉強すれば、次の高度なレベルの試験もドミノ倒しのように合格することができます。

応用情報技術者試験を含む高度情報処理資格試験の勉強方法は、後日また別途投稿します。


午後問題対策

①これも過去問で対策
過去問を毎回時間を計って、これも繰り返し解きます。

最新の過去問題集を買って、毎日1問ずつやるのがいいです。

 

過去問を解いた後は、解答と解説を熟読して、解答の考え方とコツを理解します。

午後問題も午前問題と同じで、パターンが決まっているのでそれを理解できれば合格ラインです。

 

過去問は、問題と解答と解説を頻繁に参照し、見比べて理解するので、電子書籍より紙の書籍の方が学習しやすかったです。

午後問題対策のおすすめの過去問は、令和02年【春期】 基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集です。

 

②プログラミング学習について
プログラミング言語にはJavaやC言語など、仕事で使っている、既に経験があるプログラミング言語があればそれを選択するのがオーソドックスなやり方です。

もし、プログラミング言語の学習をしたことがない人は表計算を選択するのがおすすめです。

一からプログラミングを習得するより、難易度が低いからです。

アルゴリズム問題は、それ専用の参考書改訂4版 基本情報技術者 らくらく突破 表計算 (情報処理技術者試験)で勉強することをおすすめします。

擬似言語の基礎から表計算マクロの考え方・問題の解き方が理解できます。

 

③午後の問題は時間が足りない
午後の問題は時間が足りないので、時間配分を守って解くことが重要です。

選択問題は、本文さらっと見て、設問に自分が知っている用語が含まれていれば、選択の対象になり得ます。

過去問を解き始めるとき、最初の3分ぐらいで自分の得意分野か否かが見分けられるように判断力を付けておくといいです。

勉強の時から、1問30分で解いて、そこで打ち切って、答え合わせに進みます。

普段から実戦方式で解くことで、時間配分を体で覚えさせましょう。


おすすめの勉強プラン

おすすめの勉強プランは、試験日の4カ月前から勉強を開始します。

勉強期間は、3カ月+予備1カ月の計4カ月間のプランです。

【おすすめの勉強プラン】

1カ月目
・午前問題対策・教科書的な本を通読して基礎知識を習得
毎日2時間(月間60時間)

2カ月目
・午前問題対策・過去問道場
隙間時間で毎日1時間(月間30時間)

・午後問題対策・過去問題集
毎日1時間 1問、30分で解いて、30分で答え合わせ(月間30時間)

3カ月目
同上

4カ月目
・予備期間
(不得意分野を重点的に潰します)

大まかでいいので、自分なりに計画を立てて、まずは始めてみることが重要です。


勉強を続けるための工夫

社会人の方は、仕事をやりながら勉強し続けるのは至難です。

そこで、人間の意志は弱いモノ、勉強を続けるためには工夫が必要です。

私の経験からお話すると、まず決まった時間に勉強する時間を確保する自分に合ったルーティン(習慣)を作ります。

 

例えば、毎日決まった時間にカフェに行く。

朝早めに出社して会議室にこもって時間確保する。

毎日22時には寝て、朝5時に起床して1時間勉強する。

勉強を開始するときは、お尻(終了時間)を決めてやると、ダラダラやるより圧倒的に効率がいいです。

 

時間が来たら、きっぱり勉強を打ち切ることで、毎日やることを習慣付けます。

2週間も続けたら不思議とルーティン化します。

この試験は、毎日勉強することが合格への早道です。


どうしてもプログラミングが苦手な方

どうしてもプログラミングが苦手な方は、基本情報ではなくて、応用情報技術者試験(応用情報)を受験する手もありです。

応用情報の午後試験は、試験範囲は広がりますが、プログラミングが必須ではありません。

 

社会人で実務経験があって、プログラミング経験が少ないITインフラ技術者(特にネットワーク技術者、サーバ構築技術者)は、

基本情報よりもむしろ応用情報の方が合格しやすいのではないかと思います。

事実、私のまわりでは、基本情報を受けないで、応用情報を受けて合格するITインフラ技術者が結構います。

基本情報は全てマークシート式ですが、応用情報は記述式の設問になるので、その点がやや難しいと感じる受験生はいるかもしれませんが。

基本情報がなかな受からず苦労している社会人の方は、思い切って基本情報を飛ばして、応用情報技術者試験を受験することをおすすめします。


オンライン学習、通信教育を受けるか?

これまで独学を前提にお話ししてきましたが、どうしても独学に自信のない方、何か基準がないと不安な方は、オンライン学習、通信教育を利用することもありです。

オンライン学習、通信教育の内容と予算を見て、自分に合いそうなものがあれば利用するのがいいです。

 

とにかく合格してしまえば、会社から報奨金が出るところも多いでしょうし、昇進昇格の条件になっている会社もあります。

多少お金がかかっても、そんなのすぐに元がとれるレベルです。

特に気軽に受講できるオンライン学習はオススメです。

 

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テスト当日の注意事項

試験会場へは時間に余裕をもって行きましょう。

よく違う資格試験(英検、簿記)と重複開催さいれている場合があるので、最寄り駅から人の流れについて行くととんでもない所に行ってしまうことがあります。

 

各試験において、試験官から合図が出たら途中退席が可能ですが、最後まで見直しなどして粘りましょう。

午前と午後の試験の間に昼食休憩がありますが、時間が短いので予め飲み物含めて昼食は持参することをお勧めします。試験会場で買い出しする時間はないので、要注意です。


まとめ

【まとめ】

  1. 初心者は最初は教科書で一通りの基礎知識を習得する。
  2. 午前試験も午後試験も過去問繰り返し学習する。過去問道場を有効活用する。
  3. 午後試験の問題は時間をはかって毎日1問づつやる。

 

合格するためには、

  • 200時間を目指して、自分の中でルーティン化して、勉強時間を確保する。
  • どうしてもプログラミングが苦手なら、応用情報を受験することを検討する。
  • 独学が難しければ、オンライン学習、通信教育を選択してみる。

皆さんの健闘を祈ります。がんばってください!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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