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IT業界の仕事

仕事の失敗で、メンタルをやられないための対策

2020年6月18日

会社で上司の指示どおりに、がんばって仕事したのに失敗した(泣)
上司の言うとおりにやったのに・・・、すぐにリカバリ対応させられた(焦る)・・・、そんな経験ありませんか。
どうしたら失敗を防げるか?
メンタルをやられないための対策は?

 

今回はそんな悩みにお答えします。

 

私はIT業界歴で25年、私も過去にシステム開発に失敗し、連日徹夜、休日なしの生活を強いられ、メンタルがやられたことがあります。
その経験を通して、どう失敗に向き合うのかを考えてみました。
仕事で失敗した人の参考になればと思います。

 


●私の失敗談、仕事で失敗してメンタルがやられた

私が以前、担当したシステム開発のお仕事、平成18年健康保険法の一部法改正におけるシステム対応でのできごとです。

平成18年6月に健康保険法の改正が国会で可決され、10月から施行することになり、わずか4か月でシステム対応が必要になりました。

 

結果からいうと、10月に対応が間に合わず、中途半端な状態でシステムをリリース。

そしてその後、システム障害につぐ障害を引き起こし、私は連日徹夜、休日なしの生活を強いられる過酷な経験をしました。

当時、一緒に対応したメンバーは私を含めて6名で、皆、精神的に疲弊し、「自分で自分を精神的に責めるようになり」メンタルがやられ、心身的に病む状態になりました。


●仕事の失敗、何が問題点だったのか?

直接の障害が発生した原因は、システム変更の検討不足、テスト不足になりますが、根本的な問題点(原因)は、以下の3つです。

  • プロジェクト計画時の作業量の見積もり不足(圧倒的に人手が足りなかった)
  • 作業分担、役割分担が不明確(その時できる人がやる風な、計画性の欠如)
  • 会社上層部からのサポート不足(事態が悪化しても、効果的な支援をして貰えなかった)

これらによって、システム対応が遅れ、テスト不足になり、完全に不具合が摘出されぬままシステムを稼働させ、トラブルが続発する。

結局のところ、私の上司であるプロジェクトマネージャーの判断ミスが原因です。

システム対応要員の不足、体制準備の不足、スケジュールの計画ミスに帰結します。

 

とにかく、今から考えるとひどいプロジェクトでした。

13年前の出来事です。今でこそ、冷静に振り返ることができますが、数年前までは思い出したくもない人生最悪の経験でした。


●仕事の失敗、改善すべきポイントは?反省点は?

プロジェクトとして、具体的な改善ポイントは3つです。

  • 対応に必要な工数(人手)に+10%の予備工数を見積り、要員を手配する。
  • 作業分担、役割分担の明確化し、効率的に作業する。
  • 事前に会社上層部に計画内容を伝え、支援を受けられる体制を作る。

私の上司であるプロジェクトマネージャーの判断ミスにより、この障害は起きました。

しかし、私は上司を補佐する立場でしたから、当然私にも責任があります。

 

その観点から、私個人の反省すべき点は3つです。

  • 上司の指示、考えを鵜呑みして、自分で腹落ちするまで考えなかった。
  • 自分で違うと思ったことを、上司に進言し、意見具申をしなかった。
  • 明らかに上司が判断ミスをしていたのに、それを正すため上司と戦わなかった。

当時の私は、上司に従順過ぎました。チームの雰囲気、チームワークを優先し過ぎ、上司に異を唱えることを躊躇していたのです。

結果として、プロジェクトの失敗を防ぐことができず、仲間を精神的にも、肉体的にも傷つけることになったと反省しています。


●仕事の失敗、メンタルをやられた時の考え方

実際、当時のメンバは自分も含めて、皆かなり顔色が悪く、明らかに生気がありませんでした。

幸い休職者はでませんでしたが、明らかに皆メンタルをやられました。

 

私も、会社や仕事が嫌になり、しばらく何をしても不安な精神状態から、脱することができなかったことを憶えてます。

ただ、自分の場合は幸い心療内科にかからず、自己治癒で済みましたが、それでも4~5年は心の不安が消えませんでした。

精神的に極限まで頑張り過ぎて、自分に負荷をかけすぎると、こうなるんだと初めて知りました。

 

メンタルをやられた時の考え方として、「起きてしまったことはしかたがない」、「その時の自分はベストを尽くした、悪くない」、決して自分を責めないことです。

そして、自分の中で不安の原因を分析して、次への挑戦(仕事)に活かすことが大事だと、自分自身に何度も言い聞かせました。

「この失敗があったら、今の成功した自分がある」と将来言ってやる! ほとんど自己暗示の世界です(笑)


●仕事の失敗、メンタルをやられないための対策

再び同じような過ちをしないため、メンタルをやられないための対策、ポイントは3つです。

  • 上司を疑え、上司の言うことを鵜呑みにしてはいけない、失敗してる段階で上司に間違いを指摘する勇気を持つ。時には戦う。
  • 自分の頭できちんと考える、指示待ち人間ではダメ。
  • 失敗しても、自分を責めない。次への挑戦する気持ちを持って、過去の失敗、メンタルを乗り越える。

 

メンタルをやられないために、自分と他人の課題を分離することが重要です。

その考え方が詳しく書かれている本、「嫌われる勇気」はオススメです。

当時この本を読んでいれば、私のメンタル回復はもっと早かったかもしれません。

 

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